APEC警備中の警部補が拳銃を飲食店のトイレに置き忘れる - 東京
【2010年11月13日】
アジア太平洋経済協力会議(APEC)の警備を行っていた警視庁高尾署警備課に所属する男性警部補(59)が、11月11日(UTC+9)に東京都港区内の飲食店のトイレに拳銃を置き忘れていたことが、同日警視庁の発表により[注釈 1]明らかになった[1][2]。
警視庁の話によると、この警部補は11月5日からAPECの警備のため公安部に派遣中で[2]、11日は午前中から港区内で私服[注釈 2]で勤務に当たっていた[1][2]。同僚とともにこの飲食店で昼食をとった後、午後0時30分頃[注釈 3]トイレに行った際、所持していた実弾5発の入った回転式拳銃を腰ベルトごと外し、個室の棚に置き忘れたという[1][2]。警部補は約15分後[注釈 4]に警備車両に戻った時に拳銃を失くしたことに気づき、上司に報告していた[1]。
警部補の次にトイレを利用した客が拳銃を発見し、およそ5分後に[注釈 1]店員が近くを警備中の別の警察官に拳銃を届けた[1]。拳銃に使用された形跡はないという[2]。
警視庁では、同警部補の処分を検討しているという。同庁の桜沢健一・警務部参事官は、「APEC警備期間中にこのような事態が発生したことは誠に遺憾。厳正な規律保持と適切な職務執行を改めて徹底したい」と述べた[1]。
注釈
編集情報源
編集本ニュースは「共同通信」および「朝日新聞」の以下の報道を情報源としている。