4歳児が65kmをマラソン
【2006年5月3日】
ブバネスワル○
○プリ
毎日新聞によると、インドのオリッサ州で、4歳の少年がマラソンに出場、65kmを約7時間で走った。
共同通信の伝えるPTI通信によると、この少年は、4歳半のブディア・シンちゃん。産経新聞によると、警察主催のマラソン大会に出場し、オリッサ州プリからブバネスワルまでのコースを走った。65kmを走ったが、全行程70kmの完走はできなかった。医師の診断を受けたが、異常ないという。天候は摂氏30度を超えていた。ロイターによれば7時間2分の間、走ったという。
この少年は、父親の死後、1歳の時、貧しい母親に800ルピー(20ドル)で売られたのち、地元の柔道の教師が、彼を養子にして訓練したという。
人権団体は、少年の健康上の問題を指摘している。アジア人権センターは、インド全国人権委員会 (NHRC) が、この企画に加わった役人の懲戒を求めると言った。
出典
編集- 西尾英之 『インド:4歳児がマラソンで65キロ 児童虐待との批判』 — 毎日新聞, 2006年5月4日
- 共同 『4歳半男児、65キロ走破! インド、虐待の声も』 — 産経新聞, 2006年5月3日
- 共同 『4歳半男児が65キロ走る インド、7時間余りで』 — 河北新報社, 2006年5月3日
- "Indian "marathon boy", coach run into abuse claims"。Reuters、2006年5月2日。
- "Human rights body urged to act over "marathon boy""。Reuters、2006年5月3日。
- AP "4-year-old 'Forrest Gump' runs 40 miles"。CNN、2006年5月2日。