2023年9月の台風発生数は2個、過去最少タイ

【2023年9月30日】

NHKによると2023年9月の台風の発生数は2個で、9月の台風の数としては統計開始の1951年以降最も少なくなった。tenki.jpによると9月5日に発生した台風13号、9月30日にフィリピンの東で発生した台風14号の2つだけになったという。

KRY山口放送は、その理由として、今年の猛暑をもたらした太平洋高気圧の勢力が強く、それで特に台風が発達しやすいフィリピンの東の海上やマリアナ諸島付近での雲の発達が抑えられていることや、台風が発生しやすい海域で東寄りの風が広く吹き、台風の渦を作り出す風の流れが起こりにくくなっていることを挙げていて、さらにNHKは、夏に現れ、フィリピン沖を流れる貿易風の南側でインド洋からの季節風が吹くことで生まれる、反時計回りの大きな風の循環である「モンスーントラフ」では雨雲がまとまり台風が発生しやすくなるが、それがあまり現れなかったことを挙げている。気象庁は「10月も台風が発生して日本に接近する可能性はあるため、油断せず最新の天気予報を確認してほしい」としている。

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