2020年夏季オリンピック・パラリンピック 東京で開催決まる
【2013年9月8日】
毎日新聞によると、2020年夏季近代オリンピック・パラリンピックの開催地を決定する国際オリンピック委員会(IOC)第125次総会が現地9月7日、アルゼンチン・ブエノスアイレス市で行われ、東京都を開催地に決定した。
今回の2020年オリンピック・パラリンピック開催へ向けては、東京都のほかスペイン・マドリード市と、トルコ・イスタンブール市の3都市が立候補し、9月7日に行われた総会で、まずこの3都市によるプレゼンテイションが行われ、その後IOC委員による投票を実施。その結果、1回目は東京都が1位通過し、残り1つをイスタンブール市とマドリード市が並んだため再投票をした結果マドリード市が脱落。東京都とイスタンブール市による決選投票を行い、東京都が開催地として選出された。東京都での開催は1964年以来2回目。またスポーツ報知によると、冬季大会を含めると1998年の長野以来4度目となる。
開催候補地 /投票回 |
1回目 | 1回目 再投票 |
2回目 (決選) |
---|---|---|---|
東京 | 42 | ※ | 60 |
イスタンブール | 26 | 49 | 36 |
マドリード | 26 | 45 | ※ |
スポーツ報知によると、プレゼンテイションでスピーチをした太田雄貴氏(フェンシング選手)は号泣したという。
産経新聞によると、駒沢オリンピック公園ではパブリックビューイングによる上映会が行われ、「東京」と開催地が告げられると、会場の市民2000人は総立ちとなり、五輪開催を拍手で歓迎した。「スポーツスタッキング」選手の瀬尾剛さん(24)は「マドリードが落選して、少し安堵したけれど、やっぱり東京と呼ばれるまでドキドキした。これから7年間ワクワクしながら過ごせる」と喜びの表情を浮かべていた。
情報源
編集- 毎日JP(ブエノスアイレス小坂大) 『20年五輪:東京開催が決定 56年ぶり2回目』 — 毎日新聞, 2013年9月8日
- スポーツ・その他 『【五輪招致】太田号泣! 東京、56年ぶり開催決定』 — スポーツ報知, 2013年9月8日
- MSN産経新聞ニュース 『「きた」「やった」「決まった」 PV会場は大騒ぎ』 — 産経新聞, 2013年9月8日