2015年の中央競馬「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」は札幌で初開催へ

【2014年11月22日】

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日本中央競馬会(JRA)は、毎年秋季に東京競馬場阪神競馬場の両競馬場で交互に開催されてきた国際騎手招待競走である「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」について、2015年度を札幌競馬場へ舞台を移して行うことを11月21日に発表した[1]

「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」は、1987年に阪神競馬場でシリーズが始まって以来、2014年で28回を数える[2]。「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」には中央競馬地方競馬のほかに、世界各国を代表する一流騎手が出場して、対象となる4競走のポイント制で互いの技量を競う[2]

今回「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の開催時期が変更された大きな要因として、G1が開催される週で開催されていたことにより「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」が割を食う形となり、ファンの関心が十分に高まっているとは言えないことが挙げられる[3]。特に、東京競馬場が舞台となる年では「ジャパンカップ」とカチ合う形となり、「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の魅力を十分に生かし切れていないと、情報源の「スポーツニッポン」による記事で指摘されている[2]

そこで日本中央競馬会は「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の開催時期を秋から夏へ繰り上げることにより、「夏競馬の目玉」として据えることで「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」ならびに「夏競馬」の活性化を図ることを狙い、札幌競馬場で開催する決断を下した[2]。なお会期の変更に伴う、新たな日程や出場騎手の選定などについては、2015年夏季競馬番組が発表される際に公表される予定である[3]

なお、日本国外において8月に行われる国際騎手招待競走では、イギリスで8月の第2土曜に開催されている「シャーガーカップ」の成功例がある[2]

情報源 編集

  1. ワールドスーパージョッキーズシリーズ、来年は札幌で開催へ』 — 日経ラジオ社, 2014年11月21日
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 「WSJS」来年札幌で開催 「冬の風物詩」が「夏競馬の目玉」に』 — スポーツニッポン, 2014年11月21日
  3. 3.0 3.1 WSJS開催を夏の札幌に変更』 — スポーツ報知, 2014年11月22日

参考資料 編集