2014年のサッカーW杯選手権はブラジルで

【2007年10月31日】 デイリースポーツによると、国際サッカー連盟(FIFA)は現地10月30日にスイスチューリッヒで開催した理事会で、ワールドカップ(W杯)サッカー選手権大会の2014年の開催地をブラジル連邦共和国に正式に決めたことを発表した。今回は既に南米大陸で開催されることが決定していたが、ブラジル以外の立候補国がなかった。

朝日新聞によると、FIFAはW杯選手権大会を世界の6大陸順番で行う「持ち回り開催」の制度を2000年に採用。2003年の段階で2014年の大会を南米大陸で行うことを決めていたが、南米連盟はすぐブラジルに開催候補国を一本化していた。しかし、持ち回り開催の制度は創設の目的の一つだったアフリカの開催が2010年南アフリカで行われることで実現したことや、南米でも1978年のアルゼンチン開催以来36年ぶりの開催となることからその役割を終えたという意見もあったり、またこの2014年の開催の立候補国が1カ国しかなかったことにより、開催計画上の面で競争がなくなることも指摘されたことから、この2014年の大会を最後に廃止されることになった。

デイリーによると、ブラジルは1950年の大会以来64年ぶり2回目のW杯本戦の会場となる。大会の計画ではその1950年の決勝戦で使われたマラカナンスタジアムを含む14会場を改修し、新たに4会場を新設。18会場での開催を予定しているが、交通インフラ治安悪化などの課題も多いという。

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