2006年シンガポール総選挙、与党圧勝

【2006年5月7日】

シンガポールのシンボル、マーライオン(資料)(GFDL)

シンガポールで6日に総選挙が行われ、開票の結果、与党人民行動党 (PAP) が選挙前と同じ82議席、野党の労働者党 (WP) と民主連盟 (SDA) が各1議席を獲得した。シンガポール民主党 (SDP) は議席が獲得できなかった。

シンガポールでは、PAPが定数84の議席の大半を占める一党独裁が続いており、今回の選挙で同党は全議席の獲得を目標としていた。

読売新聞によれば投票率は94%であった。

Yahoo! シンガポールによれば、シンガポール総選挙では、23の選挙区から選出するが、これらは5人程度の候補者を党ごとに一括して選出する14のグループ選出選挙区と、9つの1人区に分類されている。グループ選出選挙区では、すべての選挙区でPAPが勝利した。このうち5つの5人区、2つの6人区では野党が候補者を立てられず対立候補がなかった。これにより、PAPの候補者37人が無投票で当選を決めた。野党が議席を獲得したのはいずれも1人区である。各党の得票率はPAP66.60%、WP16.34%、SDA12.97%、SDP4.09%だった。

獲得議席数の内訳
82 1 1

(単位:議席) (定数:84)

人民行動党 (PAP)労働者党 (WP)民主連盟 (SDA)
得票率の内訳
66.60 16.34 12.97 4.09

(単位:%)

人民行動党 (PAP)労働者党 (WP)民主連盟 (SDA)シンガポール民主党 (SDP)

出典

編集