2005年の高校生ドラフト開かれる

【2005年10月4日】 報道機関各社が10月3日に伝えたところによると、日本野球機構は同日、日本プロ野球ドラフト会議・高校生の部を東京都内のホテルで開いた。

ウィキペディア日本語版と四国新聞によると、ドラフト会議は前回まで毎年11月に開かれていたが、ドラフト制度改革の一環として2005年度から2年間は「高校生の部」と「大学生・社会人の部」の2部構成にしている。

今回は38人の選手が指名を受けた。2005年度夏に開かれた全国高校野球(夏の甲子園)で注目を集めた大阪桐蔭高等学校の辻内崇伸投手は、1巡目指名で巨人オリックスから重複指名を受けたため、抽選により巨人が交渉権を獲得した。また、報徳学園の片山博視投手は広島との抽選で楽天、福岡第一高等学校の陽仲寿内野手はソフトバンクとの抽選で日本ハムがそれぞれ交渉権を得た。ドラフト会議での抽選は3年振りのこと。

ところが、抽選に際してミスが発生した。これは辻内投手と陽内野手の抽選の際、一旦はそれぞれオリックス、ソフトバンクの指名を受けたと発表したが、その直後にプロ野球組織がくじを確認したところ、錯誤だったことがわかった。オリックスの中村勝広GMは「NPBの赤いハンコが押してあったので、確定だと思っていたし、堀内(恒夫)さん(巨人監督)も余り態度に出さなかった」(スポーツニッポンより)と話している。

なお、「社会人・大学生の部」は11月18日に実施予定。

1巡目指名選手一覧

  • 強調の選手は複数球団の競合による抽選での交渉権獲得
セントラル・リーグ
球団名 選手名 備考
阪神 鶴直人 近畿大学付属高等学校、投手
中日 平田良介 大阪桐蔭高等学校、外野手
横浜 山口俊 柳ヶ浦高等学校、投手
ヤクルト 村中恭兵 東海大学付属甲府高等学校、投手
巨人 辻内崇伸 大阪桐蔭高等学校、投手
広島 鈴木将光 遊学館高等学校、外野手
パシフィック・リーグ
球団名 選手名 備考
ソフトバンク 荒川雄太 日本大学付属高等学校、捕手
ロッテ 柳田将利 青森山田高等学校、投手
西武 炭谷銀仁朗 平安高等学校、捕手
オリックス 岡田貴弘 履正社高等学校、外野手
日本ハム 陽仲壽 福岡第一高等学校、内野手
楽天 片山博視 報徳学園高等学校、投手

出典


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