2円相当の窃盗で懲役3年
【2006年10月17日】
毎日新聞によると、2円相当の封筒を盗んだとして、懲役5年が求刑されていた被告に対し、名古屋地方裁判所は17日 (UTC+9)、3年の判決を言い渡した。
事件は8月6日午後2時40分頃、名古屋駅前の百貨店で被告が女性のバッグから封筒を盗み、捜査員に現行犯逮捕された。封筒には伝票が1枚はいっていただけで、総被害額は2円相当だった。
この裁判で、検索側は、被告がこれまでにスリで14回有罪判決を受けていることから、常習者であるとして、懲役5年を求刑した。これに対し、弁護側は、被害額2円に対し5年の懲役は厳しすぎると反論していた。
朝日新聞によると判決では、「常習性が高いが、実質的な被害がない」として、懲役3年を言い渡した。
出典
編集- 加藤隆寛 『2円すり:常習性認め、懲役3年の判決 名古屋地裁』 — 毎日新聞, 2006年10月17日
- 『2円の封筒盗んだ67歳女に懲役3年』 — 日刊スポーツ, 2006年10月17日
- 『2円の封筒盗んだ女に判決、常習累犯窃盗罪で懲役3年』 — 朝日新聞, 2006年10月17日
- 加藤隆寛 『2円窃盗:67歳常習スリに5年求刑 名古屋地裁で』 — 毎日新聞, 2006年10月4日