18歳の患者が看護師を殺害 - 練馬区陽和病院

【2007年10月4日】

日刊スポーツ紙などによると、10月3日の午前1時頃、東京都練馬区大泉町にある陽和病院精神科病棟の廊下で、同病院に勤務していた看護師の井ヶ田治さん(33)が、入院していた予備校生の少年(18)に切り出しナイフで腹部を刺された。「職員が患者に刺された」と110番通報。井ヶ田さんはその後病院に搬送されたが、事件発生から約4時間後に出血多量で死亡した。

管轄の警視庁石神井警察署によると、殺人未遂現行犯で少年を逮捕後、容疑を殺人に切り替えて捜査を進めている。警察の調べでは、少年は病室から出て同じ階にあるナースステーションへ向かう途中の廊下で井ヶ田さんに出くわし、擦れ違い様に刺したという。ナースステーション内には下の階へ通じる唯一のエレーベーターが設置されており、少年は犯行後ナースステーションへ向かったが、鍵が掛けられていた。「病院を出たい」などと叫んでいたところを、駆け付けた病院の職員によって取り押さえられた。犯行に使用されたナイフは刃渡りが約12cm。少年は今年の7月上旬から入院していて、石神井警察署では犯行の動機や、凶器となったナイフが持ち込まれた経緯などを中心に、詳しく調べている。

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