鹿児島県の南日本新聞、2009年3月より夕刊を休止

【2008年12月30日】 鹿児島県地方新聞南日本新聞は12月1日(UTC+9)の社告で、2009年2月28日付発行を持って夕刊を休刊すると発表した。南日本夕刊は同新聞の前身・鹿児島新聞と鹿児島朝日が1934年に創刊。その後戦争による一時休刊があったが、74年にわたる歴史を誇った。

理由としてはライフスタイルとメディアの多様化が進んだため、南日本夕刊の発行部数が大幅に激減し、広告収入も減少、新聞製作に必要な新聞用紙代などのコストもかさんだり、景気低迷も影響したためとしている。夕刊は地域密着の報道機関としての使命を果たすために紙面改革や社内の合理化・人件費などの削減に努めてきたが、収支改善に程遠いため今回の休刊を決めたとしている。

日刊スポーツによると、2009年3月1日付からの南日本新聞は朝刊のみの統合版となる。現在南日本夕刊は鹿児島市内を中心とした地域を中心として朝刊とのセット版で約23000部。またそれ以外の朝刊統合版の地域では約35万部を発売している。今後は夕刊紙面記事の一部を朝刊に移行したり、インターネットパソコン通信)での速報記事強化を図るという。

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