高校の体育祭で生徒の母親が刃物振り回す、教頭が負傷

【2010年6月8日】

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読売新聞産経新聞によると、6月8日午前9時5分(UTC+9)頃、体育祭を開催中だった大阪府立布施北高校大阪府東大阪市、本田勝士校長)のグラウンド内で、同校の金一宣久教頭(50歳)と話をしていた男子生徒の母親(36歳)が、突然、持っていた果物ナイフを振り回した。

読売新聞によると、金一教頭は、この母親を取り押さえようとした際、左手の平に軽傷を負った。母親は別の教諭に取り押さえられ、現場に駆け付けた大阪府警布施署員に、傷害銃刀法違反の両容疑で現行犯逮捕された。産経新聞によれば、同校の生徒らには怪我は無かった。

産経新聞によると、この日、全校生約630人がグラウンドで整列した際、後方で当該の母親が、突然大声で騒ぎ出したため、教頭と男性教員が宥めに行ったところ、母親が所持していたからナイフを取り出した。母親は夫と一緒に体育祭を見学に来ていたという。また、読売新聞によれば、この母親は「子供を守らなければならない。子供に会わせて」と告げ、金一教頭が「体育祭中なのでできない。応接室で話をしましょう」と言って断ったところ、いきなりナイフを取り出し振り回したという。体育祭は、事件発生後も続行された模様である。

読売新聞によると、この母親は以前も、同校でトラブルを起こしたことがあったといい、大阪府教委高等学校課幹部は、「保護者教員を負傷させることなど想定していない。一体どうやって防げばいいのか」と、困惑した様子でコメントしている。

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