馬や人、競馬や馬術が交わる交流イベント「サンクスホースデイズ」の第7回が京都府亀岡市にて開催
【2014年7月24日】
7月21日(月)に「サンクスホースデイズ[注釈 1]」が京都府亀岡市で開催された[1][2]。「サンクスホースデイズ」は今回で7回目の開催となる[1][2]。開催にあたって、実行副委員長は中央競馬の角居勝彦調教師(50)が務めた[3]。
「サンクスホースデイズ」の進行にあたって、午前の部10時から12時まで、午後の部13時から15時30分までの2部構成に分けられた[4]。「サンクスホースデイズ」午前の部では、乗馬クラブ「シルヴァーノ ステーブルス」にて障害飛越競技や馬場馬術競技といった馬術のデモンストレーションが披露された[1]。さらには馬術選手によるトークショーも行われた[1]。
「サンクスホースデイズ」午後の部では京都・烟河に舞台を移し、中央競馬騎手によるトークショーや「ファンタジックホースショー[注釈 2]」、ポニーへのえさやり体験や体験乗馬、さらにはFリーグプロ選手によるフットサル教室が企画された[4]。イベント会場となった烟河には、亀岡のご当地キャラクターである「明智かめまる」も顔を出し、会場の雰囲気作りに一役買うこととなった[1]。
中央競馬の騎手によるトークショーには角居調教師を始め、浜中、高田、森、中井、松若、義の計6騎手が集まった[5]。浜中騎手からは「もっともっと馬のことを知ってもらえればうれしい」と人馬の交流を喜ぶ言葉が出た[5]。角居調教師からは「サンクスホースデイズ」について「大きくやるより、小さくたくさんやれれば」と人馬が触れ合う機会を増やすことの重要性を訴え、同イベントの更なる積み重ねに意欲を示した[5]。
「ファンタジックホースショー」では、桝谷英範選手とルメイダ号により、「鞍」「手綱」「ハミ」といった人馬の意思伝達に用いている道具を一切使わず、自然のまま裸馬の状態で次々に人馬一体の演技を行い、観客を魅了した[1]。なお、この技術を有しているのは桝谷選手を含めて全国に2人しか存在しないという[1]。「ファンタジックホースショー」が民間で公開されるのは初めてのことであり[1]、関西地方で見せるのも初めての試みとなった[1]。
角居調教師は「一般財団法人ホースコミュニティ」の代表理事をも務めており[3]、今回の「サンクスホースデイズ」を開催するにあたって「ホースコミュニティ」も開催協力を行っている[3]。今年は9月23日に名古屋競馬場で「サンクスホースデイズ」を開催予定であり[2][5]、来年の開催予定として、現在高知競馬場で行われている恒例イベント「福永洋一記念」とのタイアップも企画している[2][5]。さらに将来への展望として、大井競馬場で「サンクスホースデイズ」を開催することにより、2020年東京パラリンピックへの道標をきずき、障がい者による乗馬の普及を図る構想も練っているという[2]。
関連画像一覧
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開会式にて。(CC BY-SA 4.0)
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障害飛越のデモンストレーション(CC BY-SA 4.0)
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デモンストレーション後は人馬の「触れ合い」がなされた。(CC BY-SA 4.0)
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角居氏を中心に、各イベントの出演者によるトークショーで「馬術と競馬」の交流も図られた。(CC BY-SA 4.0)
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トークショーで角居氏が見せた表情。(CC BY-SA 4.0)
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馬場馬術のデモンストレーションも行われた。(CC BY-SA 4.0)
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会場の「シルヴァーノ ステーブルス」の厩舎裏でも人馬の「交流」が見られた。(CC BY-SA 4.0)
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「ファンタジックホースショー」では道具を一切使わない人馬の演技も見られた。(CC BY-SA 4.0)
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「ファンタジックホースショー」人馬の信頼関係があってこそ成せる演技である。(CC BY-SA 4.0)
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ルメイダ号より「バイバイ」の意思表示。(CC BY-SA 4.0)
注釈
編集情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 『サンクスホースディズ♪ - 烟河日記』 — 京都・烟河, 2014年7月21日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 『馬と触れ合い「競馬と馬術の壁越えて」』 — デイリースポーツ, 2014年7月22日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 『角居師、馬と人が共存できる社会を (1ページ目)』 — デイリースポーツ, 2014年7月17日
- ↑ 4.0 4.1 『第7回サンクスホースデイズin亀岡(告知パンフレット)』 — 京都・烟河, ※PDF
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 『浜中騎手らトークショー 馬の魅力発信』 — 日刊スポーツ, 2014年7月22日