韓国野球・現代ユニコーンズ解散か KTへの売却白紙に

【2008年1月17日】 韓国の東亜日報とinnolife.netによると、韓国の大手通信会社KTがプロ野球球団買収(現地報道では球団設立)を見送ることを決めた。韓国プロ野球委員会に加盟する現代(ヒョンデ、あるいはヒュンダイ)ユニコーンズの運営会社譲渡問題に関して、KTは有力なスポンサーとして名が挙がっていた。KTは現代と交渉したものの、1月11日の緊急理事会後、「成長停滞を克服するために本業の経営に集中しなければいけない」と買収を見送ったとする。

東亜日報によると、韓国プロ野球委員会は一度2007年12月27日にユニコーンズ球団を現代財閥からKTに譲渡することを発表したが、それから半月で白紙撤回した格好だという。また東亜日報は、KTの球団譲渡に関してはKTの社内外から否定的な意見が相次ぎ、企業イメージの毀損の恐れもあるとされたと報じた。

東亜によれば、この日行われた会議でも9人の理事が出席したが、反対意見が多かったとKTの関係者は話したという。また球団譲渡の際に払わなければいけない加入金(加盟料)についても「既存の60億ウォンとは別に必要とされる(innolife.netによると、185億ウォンが必要とされていたために理事が反対したと伝えている)が、それが障害物ではなかった。プロ野球委員会も具体的な追加金も提示していなかったし、たいした問題でもなかった」と説明。その一方プロ野球委員会は「内部事情で設立を諦めたのでは」と反論した。

東亜によるとユニコーンズ球団は、これまでにも韓国農協中央会とSTXグループに対して買収交渉を進めたが、いずれも決裂し、今回のKTへの買収撤回で空中分解は避けられず、この後1月20日までに新しいスポンサー企業への買収がない等解決策を見出せなかった場合、ウェーバー手続きを行うため、球団の解散の可能性もあり、そうなれば1991年から続いた8チーム体制から17年ぶりに7チームで行わざるを得なくなると伝えている。またユニコーンズ球団の存続のためには新スポンサーへの譲渡以外に、現代グループの系列企業が運営費を捻出するか、プロ野球員会が管理し他の参加7チームとも支援を受けた「管理チーム扱い」などの選択肢があるとされる。プロ野球委員会の河日成(ハ・イルソン)事務総長は「理事会を早急に行って今後の対策を決める」と話した。

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