韓国と北朝鮮を結ぶ鉄道を試験運行
【2006年5月13日】
京義線の韓国側の北の終点、都羅山駅(資料)(GFDL)
朝日新聞によると、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国は13日、両国を連絡する2路線の鉄道の試験運行を25日に行うことで合意したと発表した。1951年6月以来ほぼ55年ぶりの運転再開である。
共同通信によれば、11日から13日まで開城市で行われていた両国の鉄道・道路連結に関する実務協議において合意し、調印した(朝日)。運行を再開するのは、西海岸の京義線と東海岸の東海線(東海北部線)。25日の午前11時(UTC+9)、記念式典を行い、京義線は韓国の汶山駅から北朝鮮の開城駅まで、東海線は北朝鮮の金剛山駅から韓国の猪津駅まで運転する。
日本経済新聞によれば、南北の鉄道の連結は2000年の両国の首脳会談で話し合われていたもの。鉄道の連結はすでにほぼ終わっているが、運行再開が遅れていた。
出典編集
- 福島恭二 『南北縦断鉄道の試験運行、25日実施で合意』。読売新聞、2006年5月13日。
- 共同通信 『南北、25日に鉄道試運転 半世紀ぶり運行再開』。西日本新聞、2006年5月13日。
- 共同通信 『南北、25日に鉄道試運転 朝鮮戦争以来55年ぶり』。産経新聞社、2006年5月13日。
- 鈴木壮太郎 『韓国—北朝鮮、南北鉄道が55年ぶり運行へ』。日本経済新聞、2006年5月13日。
- 『韓国と北朝鮮結ぶ列車、55年ぶり試験運行で合意』。朝日新聞社、2006年5月13日。