韓国、史上初の女性大統領誕生へ 朴槿恵さん当選

【2012年12月19日】

朴槿恵(パク・クネ)さん(2007年)

産経新聞によると、韓国大統領選挙が12月19日即日投開票され、KBS(韓国放送公社=国営テレビ)などの同国報道機関は保守系与党のセヌリ党朴槿恵(パク・クネ)候補(60)の当選が確実な情勢となり、同国初の女性大統領誕生の運びとなったと伝えた。朴さんは朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の長女である。

朝日新聞によると、今回の選挙は、「新しい政治」をテーマとして出馬を目指していた安哲秀(アン・チョルス)氏(50)が既成政党に不信を抱く若者や無党派層の支持を受けつつも「政権交代実現のために」として出馬辞退をし、事実上朴さんと、最大野党の民主統合党文在寅(ムン・ジェイン)氏(60)との事実上の一騎打ちとなっていた。

産経が韓国の中央選挙管理会調べで伝えたところ、最終投票率(暫定値)は前回(2007年)の63%を10ポイント以上上回る75.8%だった。

読売新聞によると、朴さんはこの夜、ソウル市で市民に「この勝利は、国民の勝利だ」と勝利宣言し、また同市内にあるセヌリ党本部で選挙対策幹部らから花束や握手を受け取った。また朝日新聞によると、文氏も敗北を宣言した。

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