静岡県の掛川市で国際馬術大会「国際馬術 掛川2014」が開催される
【2014年4月3日】
馬術の国際大会である「国際馬術 掛川2014」が、2014年3月28日(金)から30日(日)にかけて静岡県掛川市にある「つま恋乗馬倶楽部」にて開催された[1]。
「国際馬術 掛川2014」は、国際馬術連盟(FEI)より「CSI3★」の認定を受けた国際障害飛越競技大会であり、世界選手権やオリンピックへの出場基準を満たすレベルの大会となる[1]。日本国内で国際大会レベルが行われるのは、2003年に「CSI東京(東京国際馬術大会)」が行われて以来途絶えており、昨年2013にようやく掛川で国際大会が復活した[1]。今回の大会は復活後2度目となる[1]。
今回集まった外国人選手は、ドイツのアンドレアス・クルーザー(Andreas Kreuzer)[2]やイギリスのジェフ・ビリントン(en:Geoff Billington)[2]、オランダのヨルン・ダブルダム(en:Jeroen Dubbeldam)や韓国のジョン・ヒョン・チュウ(Jung-Hyun Joo)、オーストラリアのヴィッキー・ロイクロフト(Vicki Roycroft)などの名手が集った[1]。日本側からは、地元静岡県からは「つま恋乗馬倶楽部」の支配人を務めている[2]渡辺祐香や佃日出彦(リバーサイドステーブル浜北)が出場[2][3]、その他に林忠義、大岩義明らが出場して障害飛越技術を競い合った[1]。なお今回行われた大会の模様は、4月6日(日)および4月13日(日)にNHK BS1にて放映される予定である[4]。
競技の他にも、ポニーとの触れ合いや地元の掛川茶を推すコーナーなどが会場内に設けられ、観客にゆったりと過ごしてもらう配慮がなされた[5]。また会場内に咲いた桜によっても観客の目を楽しませた[5]。主催者発表によれば、29日の観客は約二千五百人を数えた[5]。29日夜には出場選手の歓迎レセプションが行われ、大会副委員長を務めた掛川市の松井三郎市長が「これを機会に掛川市に馬術のナショナルセンター機能を設けていただき、馬術のまちとなることを期待したい」と挨拶を行い、2020年に行われる東京五輪の馬術競技誘致についても「市として万々が一の際は、つま恋を受け皿として対応したい」と述べ、市を挙げて馬術に対してのバックアップに取り組む意欲を見せた[5]。