青森県内4信用金庫が合併、1県1信金体制へ

【2008年11月27日】

八戸信用金庫 本店(資料)(GFDL)
あおもり信用金庫 本店(資料)(GFDL)
東奥信用金庫 本店(資料)(GFDL)
下北信用金庫 本店(資料)(GFDL)

東奥日報によると、青森県八戸市に本店を置く東北地方最大手の信用金庫である八戸信用金庫と県内第2位で青森市あおもり信用金庫、それに第3位で弘前市東奥信用金庫と第4位でむつ市下北信用金庫の県内4信用金庫は11月27日 (UTC+9) 、2009年11月を目処に対等合併を行うことで合意し、同日午後に4信金とも基本協定を締結した。合併理由としては、経営基盤を構築し、収益体質の強化をする狙い。

東奥日報・デーリー東北によると預金残高が約7,500億円・貸付残高が約4,200億円となり、全国279信金中第38位に浮上する。合併後の新金庫の本部・本店は現在の八戸信金に置くこととし、名称については今後検討される見通し。更にデーリー東北によれば、合併直後は八戸・青森・弘前・下北の4ブロック制による地区本部を設置するほか、東奥・あおもり両信金の店舗が重複している弘前市などを中心に店舗網の整理・統廃合も行う方針。実現すれば1県1信金体制となり、沖縄県沖縄市コザ信用金庫に次いで2例目となる。

デーリー東北によると、10月16日に八戸信金があおもり信金との合併に合意したばかりで、この時に八戸信金の理事長が東奥信金と下北信金に合流を呼びかけを行い、1県1信金構想が浮上。11月19日に4信金の理事長らが合併について協議し、その後東奥信金・下北信金とも理事会を開いて合併に合流することを決め、11月26日に八戸・あおもり両信金に対して正式に合併合流をする意向を伝えた。

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