陸上自衛隊、イラクからの撤退を完了
【2006年7月18日】
イラク特別措置法に基づき2003年12月からイラクに派遣されていた日本の陸上自衛隊が現地時間17日、駐留していたサマーワからの撤退を完了し、隣国のクウェートに着いた。
朝日新聞や産経新聞によると、6月25日から物資の持ち帰りが始まっていた。約3週間で撤退が完了したことになる。活動期間中に派遣された隊員は合計で5,000人以上に上り、公共施設や道路の復旧、医療支援、給水約1,100万人分などの活動を行ったという。
同じくイラクに派遣されている航空自衛隊は、活動範囲を拡大して活動を継続するという。
読売新聞によると、跡地となった陸上自衛隊の宿営地はイラク軍に無償で譲渡したという。また、使用した医療器材の一部もムサンナ県に譲渡したという。
出典
- 『イラク派遣陸自部隊、クウェートへ撤収完了』 — 朝日新聞, 2006年7月17日
- 『サマワの陸自宿営地、イラク陸軍に無償譲渡…防衛長官』 — 読売新聞, 2006年7月18日
- 『陸自、サマワ撤収完了 支援群長「任務達成に誇り」』 — 産経新聞, 2006年7月18日