野球 関西独立リーグ・三重チームが参入を撤回へ

【2009年10月3日】

朝日新聞・毎日新聞によると、プロ野球独立リーグ関西独立リーグに参入する予定だった三重スリーアローズが、同リーグへの参加を見送ることが明らかになった。

朝日新聞によると、これはスリーアローズの壁矢敬一郎代表が明らかにしたもので、「関西リーグに所属する各チームに今年度の反省が見られず、来年の展望の見えない状態では関西リーグへ参加させられない」としており、壁谷氏が就任している関西リーグの運営会社の社長職も辞するという。

毎日新聞によると、スリーアローズは2010年からの関西リーグ参加を目指し、2009年5月に谷沢健一氏がアドバイザー、松岡弘(ひろむ)氏が監督に就任する人事を発表していた。なおチームは2010年からの活動開始方針に変更はなく、同じセミプロの四国・九州リーグなどへの参入も模索していくという。また日経新聞によると、スリーアローズは2010年4月の開幕を目標として、関西・東海地方での新リーグ結成構想も明らかにした。壁矢代表はこの新リーグに兵庫県淡路島に設立を目指すチームが参加に前向きな姿勢を示してるほか、2、3チームが新チーム設立へ向けて動いていると話した。

また朝日新聞によると、関西リーグ自体も資金不足を理由に運営母体の会社が2009年5月に撤退され、新たに設立したリーグ運営会社にスリーアローズの壁矢代表が就任したばかりだった。しかし、選手の給与を月額20万円から8万円に引き下げ、かつ出来高払いに変更する方針がリーグ代表者会議で決められたが、選手の待遇確保を主張していた壁矢氏側と他の参加チームとの間での対立が深まっていた。

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