重力波が初観測された
【2016年2月16日】
2016年2月11日に、米大学を中心とした国際チームによるLIGO検出器を使用した「重力波」の観測が、世界で初めて成功したと発表された。1916年にアルバート・アインシュタインによって存在が予言されていながら、その検出の困難さから長らく存在が確認されていなかった。
重力波そのものは極めて微弱とされており、いざ重力波を検知させるとなると、太陽と地球間の約1.5億キロメートルに及ぶ距離の中で水素原子わずか1個に対する動きの見極めが実現できるような途方も無い検知精度の装置が要求される。今回のLIGOによる発表の信頼度は、99.999999%まで高められているという。今回の発表による正確性が今後実証されれば「ノーベル賞」の受賞は間違いないほどの価値があると、当記事の情報源である産経新聞が号外を発行して報じている。
情報源
編集- Robert Lee Hotz 『Gravitational Waves Detected, Verifying Part of Albert Einstein’s Theory of General Relativity』 — ウォール・ストリート・ジャーナル, 2016年2月11日
- 『【産経新聞号外】重力波初検出』 — 産経新聞, 2016年2月12日 ※PDF