連立与党過半数割れ - 2024年衆院総選挙
【2024年10月28日】
10月27日に投開票された衆議院総選挙は28日午前までにすべての議席が確定し、自民党は公示前から56議席減って191議席で、1955年の結党以来史上2番目の最少当選となり、公明党も8議席減の24議席にとどまり、野党の立憲民主党が50議席上積みの148議席、国民民主党の7議席から4倍の28議席を獲得するなど、野党の躍進が進んだ[1]。
自民党の石破茂総裁(首相)は「与党での過半数維持」を勝敗ラインとしていたが、自民・公明の連立与党の合計は215議席で過半数の233議席から18議席下回る結果となった[2]。このことについては国外メディアも詳細に報じ、ロイターは日本のメディアを引用して「有権者が石橋に罰を与えた」としたうえで「少数政党がカギを握る」として、国民民主党や日本維新の会等の動向が焦点となると指摘。またアメリカの新聞・ニューヨークタイムズの電子版も「有権者が現状への断固とした拒絶を示し、日本政治はこの何年もの間で最も不確かな時代に突入した」。AFPも「(石破首相の)解散総選挙の賭けは裏目に出た」とする指摘を示した[3]。
今選挙は女性の当選者が70人で、2009年の54人を上回る過去最多となった。今選挙は314人の立候補者が女性であり、全候補者に占める割合23.4%も過去最高だった[4]。
情報源
編集- ↑ 読売新聞オンライン 『衆院選の全議席確定、自民党は結党以来2番目に低い191議席…立憲民主党は50議席増の148議席』 — 読売新聞, 2024年10月28日
- ↑ BBCニュース日本語版 『衆院選、自民・公明与党が過半数割れ 立民など大幅増』 — 英国放送協会, 2024年10月28日
- ↑ 時事ドットコム 『「石破首相に罰」「賭けが裏目に」 海外メディアも詳報【24衆院選】』 — 時事通信社, 2024年10月28日
- ↑ 朝日新聞デジタル 『女性の当選者、過去最多に 2009年の54人を上回る』 — 朝日新聞, 2024年10月28日
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