警察博物館で交通安全展が開催、風見しんごさんが交通事故の悲惨さを訴える

【2007年11月21日】

日本経済新聞、東京新聞、時事通信社、日刊スポーツ、警視庁のイベント情報によると東京都中央区にある警察博物館にて、死亡交通事故が増加する年の瀬に向けて、交通事故の防止を呼び掛ける『交通安全展~事故ゼロをめざして~』が11月16日から21日にかけて開催された。

開場式には、2007年1月17日に交通事故で長女(享年10歳)を亡くした風見しんごさんが出席し、「今でも、長女に会いたくて、毎日姿を思い出す。長女の『ただいま』という声が聞こえる気がする。」と長女に対しての心境を涙をぬぐい取りながら話し、「交通事故の恐ろしさは一瞬にして普通の生活や夢が壊されてしまい、誰もが被害者や加害者になるという事です。家庭や職場、友達で交通事故に関心を寄せて考えて下さい。交通事故がゼロになる日が来る事を心から願っています。」と訴えた。

会場では風見さんが「被害者や加害者を増やしたくない」という願いで提供した長女の遺品のランドセルを始めとした交通事故被害者の遺品や交通事故に巻き込まれて死亡した人とその遺族のメッセージを記したパネル18枚が展示され、交通事故の悲惨さや命の尊さを伝えたほか、運転適性診断や視力検査を体験できるコーナーや信号機道路標識等を展示するコーナーも設置され、交通安全の啓蒙が行われた。

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