訃報 河野高明氏 - プロゴルファー
【2010年4月25日】 朝日新聞によると、プロゴルファーで、「リトル河野(コーノ)」の愛称で知られた河野高明(こうの・たかあき)選手が4月22日、肝臓癌で死去した。70歳だった。スポーツニッポンが関係者の話として紹介したところによると、河野氏は1年ほど前に肝臓癌を患って体調を崩し、数日前から秋田県の玉川温泉に療養に出ていたが、吐血してその後仙北市(せんぼくし)にある病院に搬送されていた。
朝日新聞とスポーツニッポンによると、河野氏は神奈川県の程ヶ谷カントリークラブでキャディーとして活動後、1959年にプロゴルファーテストに合格[1]。1967年に関東オープン選手権と日本シリーズに優勝[2]。1968年には日本オープンと日本シリーズ(連覇)の2冠を獲得[1]。
1969年からは5年連続してマスターズトーナメントに出場し、その最初の年には当時のアジア出身選手最高の13位を記録。160センチの小柄な体格[1]から「リトル河野」の愛称で知られ、また安田春雄、杉本英世両選手らと「和製ビッグスリー」[2]と称えられた。優勝は国外での4勝を含め21勝だった。2003年から2008年まで日本プロゴルフ協会理事を務めたが、2005年の協会長選挙を巡って暴力団関係者に拉致・監禁される事件もあった[2]。
情報源
編集- asahi.com 『河野高明さん死去 ゴルフ・マスターズ5年連続出場』 — 朝日新聞, 2010年4月24日
- スポニチAnnex 『“和製ビッグ3”河野高明氏が死去』 — スポーツニッポン, 2010年4月25日