訃報 杉浦日向子さん
【2005年7月25日】
漫画家で江戸風俗研究家だった杉浦日向子さんが、7月22日午前4時32分、千葉県内の病院で下咽頭癌のため亡くなった。46歳だった。
東京港区の呉服問屋の家族に生まれ、日本大学を中退。稲垣史生氏に時代考証を学び、主として江戸時代の文化・風俗を研究、それをモチーフにした漫画やエッセーを発表した。1984年には日本漫画家協会優秀賞(受賞作『合葬』)、1988年には文芸春秋漫画賞(同『風流江戸雀』)をそれぞれ受賞した。
その後1993年に漫画家を引退し、江戸風俗研究家の活動に専念。NHK総合テレビで放映された「コメディーお江戸でござる」では監修と江戸文化について解説するコーナーを担当したが、2004年の「道中でござる」へのリニューアルを機に番組を降板していた。
出典
- 時事通信社 『文筆家の杉浦日向子さん死去=江戸風俗を漫画やエッセーで』 — Yahoo!ニュース, 2005年7月25日
- 夕刊フジ、産経新聞社 『杉浦日向子さん死去、46歳…漫画家、江戸風俗研究家』 — ZAKZAK, 2005年7月25日