訃報 志村正順氏
【2008年4月25日】
読売新聞によると、NHKの元アナウンサー・志村正順(しむら・せいじゅん。本名は同じ漢字で「まさより」)氏が2007年12月1日 (UTC+9) 死亡していたことがわかった。94歳だった。NHK広報室の話では、志村氏の遺志で遺体は献体された。デイリースポーツによると、死因は老衰だったという。
両新聞によると、志村氏は東京都出身。1936年にNHKに入り、1943年の学徒出陣壮行会や1959年のプロ野球初の天覧試合だった巨人軍対阪神の試合の実況などで活躍。特にプロ野球の中継では小西得郎氏 (故人) とコンビを組み、「解説者と実況アナウンサー」のスポーツ中継の体裁を確立した事でも知られ、2005年に放送人初の野球殿堂表彰を受けた。また時事通信によると、大相撲中継の実況アナウンサーとして栃若時代を中心に中継を担当した事もあった。
毎日新聞は、日本相撲協会の北の湖理事長、元巨人軍の長嶋茂雄さん、元阪神の小山正明、元NHKアナウンサーの杉山邦博さんからのコメントを紹介している。
出典
編集- YOMIURI ONLINE社会 『天覧試合実況の元NHKアナウンサー・志村正順さんが死去』 — 読売新聞, 2008年4月24日
- デイリースポーツオンライン 『志村正順氏が死去…天覧試合など実況』 — デイリースポーツ, 2008年4月25日
- 時事ドットコム 『志村正順氏死去=天覧試合実況、94歳-元NHKアナウンサー』 — 時事通信社, 2008年4月24日
- 毎日jp(ニュースセレクト 飯山太郎) 『志村正順さん死去:かつての名調子懐かしむ声』 — 毎日新聞, 2008年4月25日