【2005年7月27日】

吉本新喜劇の座長で「奥目の八ちゃん」として親しまれた喜劇俳優・岡八朗氏(旧芸名・岡八郎 本名・市岡輝夫)が7月26日午前5:20、肺炎による呼吸器不全のため死去した。67歳だった。

岡氏は兵庫県尼崎出身。1960年に吉本バラエティー(吉本新喜劇の母体)の第1期メンバーとして入団し、その後30歳で座長に抜擢される。「くっさー」「えげつなー」「すきがあったらかかってこんかい!!」等のギャグで一世を風靡し、花紀京、原哲男の両氏らとともに吉本新喜劇の中心を担った。

しかし、1989年の吉本新喜劇再編に伴い退団。以後もテレビ番組出演など精力的にこなしたが、1993年には胃がん、1995年には急性すい炎、あくる1996年にも酒に酔っ払って階段から転落する脳挫傷にかかり、記憶喪失になった他、妻の自殺や長男の病死などによりアルコール依存症にかかったこともあった。その後長女からの勧めでアルコールを断ち(禁酒宣言)、2002年には「岡八我王(ガオー)伝説」と題した芸能生活45年記念公演を盛大に実施し、復活を印象付けた。2003年には心機一転として芸名を「八郎」から「八朗」に改名。今年7月16日に大阪市で開いたオール阪神・巨人の漫才コンビ結成30年記念公演が最後の出演だった。

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