訃報 山本英一郎氏
【2006年5月27日】 日刊スポーツ、デイリースポーツ、朝日新聞によると、日本のアマチュア野球の発展と、野球の国際的な競技力の向上に尽力した山本英一郎氏が、5月26日死去した。87歳だった。なお死亡原因は不明。
山本氏は国際野球連盟(IBA)の副会長、並びに社会人野球の日本野球連盟の会長を務め、近代オリンピックにおける野球の公式競技種目入りや、プロ野球との関係改善に尽力し、「アマチュア野球のドン」と慕われた。1997年に日本野球殿堂入り。高年齢と健康上の理由で2005年に主な役職から退いていた。
日刊スポーツによると、日本野球連盟・後勝(うしろ・まさる)専務理事の説明では5月26日午前、針治療を受けて帰宅後、夕方にシダックスチームに入団する台湾国籍の選手を成田空港に出迎える予定だったが、空港にいた関係者の連絡にも応じなかったため、連盟を通して親族が山本氏の自宅に入ったところ、山本氏が死亡していた。
出典
- asahi.com 『最期まで「野球愛」 全世界奔走の山本英一郎氏死去』 — 朝日新聞, 2006年5月27日
- nikkansports.com 『「アマ野球のドン」山本英一郎氏死去』 — 日刊スポーツ, 2006年5月27日
- デイリースポーツonline 『“アマ球界のドン”山本英一郎氏死去』 — デイリースポーツ, 2006年5月27日