訃報 宮澤喜一元総理大臣
【2007年6月30日】 読売新聞によると、日本の元総理大臣だった宮澤喜一さんが6月28日午後1時16分(JST)、老衰のため東京都内にある自宅で死去した。87歳。
読売によると、宮澤氏は1919年東京生まれ。東京大学卒業後大蔵省入省。主に外交や憲法関連に従事し、1951年のサンフランシスコ講和会議の全権団員として参加。その後1953年参議院に広島県選挙区から立候補して初当選。1967年には衆議院広島県旧第3区にくら替え立候補し、12回連続当選を果たした。その間に外務大臣、大蔵大臣等の要職を歴任し、1991年に第78代目の総理大臣として選ばれた。だが1993年の内閣不信任決議に同意し衆議院を解散したものの、その後行われた総選挙で自民党は過半数割れをし、首相退陣に追い込まれ「55年政権」が崩壊した。
またスポーツ報知によると、2003年の総選挙前に、宮澤氏は自民党73歳定年制に伴って「若返る必要がある」として議員引退していた。
出典
編集- Yomiuri Online 『宮沢喜一・元首相が死去、退任後も蔵相で手腕発揮』 — 読売新聞, 2007年6月28日
- 『宮沢喜一氏死去…自民一党支配体制最後の首相』 — スポーツ報知, 2007年6月29日