訃報 夏夕介氏 - 俳優 『特捜最前線』刑事役など
【2010年1月28日】
刑事ドラマ『愛と誠』『特捜最前線』などで活躍し、二枚目俳優として知られた夏夕介(なつ・ゆうすけ、本名:田浦久幸=たうら・ひさゆき)氏が1月27日午前6時51分(UTC+9)、胃癌のため東京都内の病院で死去した。59歳だった[1][2][3]。
夏さんは昨年秋頃に体調を崩しており[2]、11月下旬に胃癌が見つかり、手術を受けた。いったんは回復し退院したが、その後再び体調を崩して入院していた[3]。
夏さんは熊本県出身[1]。1969年、当時所属していたバンドのボーカルであった和田アキ子さんのプロデビューに合わせて上京し[2]、グループ・サウンズ「オックス」のキーボード奏者としてデビュー[2][3]。その後、1970年には映画『野良猫ロック ワイルド・ジャンボ』で俳優デビューした[2][3]。
1974年、テレビドラマ『純愛山河 愛と誠』の太賀誠役で人気俳優となった[1][2]。『特捜最前線』には1980年より出演し、叶刑事役で人気を博した[2]。この他、ドラマ『赤い絆』や映画『花の降る午後』などに出演した[1]。
1982年に『特捜最前線』で共演した女優の伊藤めぐみさんと結婚。宝塚歌劇団所属の女優愛花ちさきさんは長女。[2]。
1996年以降、顔面神経が麻痺する病気にかかり表舞台から姿を消したが、後に克服して復帰。2000年からは劇団シアタージャパン俳優部代表を務めていた[3]。
情報源
編集本ニュースは「共同通信」と「サンケイスポーツ」、「朝日新聞」の以下の報道を情報源としている。