訃報 保田隆芳氏 - 騎手、調教師として日本競馬界をリード

【2009年7月8日】 サンケイスポーツによると、日本競馬において、騎手調教師として長年にわたり貢献した保田隆芳(やすだ・たかよし)氏が7月1日午後9時21分(UTC+9)病気により東京都内病院で死去した。89歳だった。

サンスポによると保田氏は日本の競馬における「8大重賞競争」(皐月賞日本ダービー菊花賞桜花賞オークス春・秋の天皇賞有馬記念)を史上初めて全て制覇して合計22勝を挙げた。特に、天皇賞においては通算10勝しており、2008年に武豊騎手に11勝目を達成されるまで、長きに渡り天皇賞最多勝を保持。秋のレースに関しては現状も歴代トップの7勝を挙げているなど「元祖・天皇賞男」と言われた。

また時事通信によると、保田氏はアステリモアで1938年の第1回オークスを18歳8カ月で優勝。これは史上最年少クラシックレース優勝年齢である。更に時事通信とサンスポによると、保田氏はハクチカラを帯同して1958年にアメリカへ向かい、日本の競馬史上初の海外遠征も実現させ、アメリカで主流であった腰を浮かせて背中を丸めるいわゆる「モンキー乗り騎乗」を習得し、日本にも定着させた。騎手としての通算成績は1936年から1970年で1295勝。うち現・日本中央競馬会(JRA)になってからは880勝。

サンスポによると、その後1970年に調教師になってから1997年の引退まで334勝をマーク。1970年の秋の天皇賞馬・メジロアサマや、1976年から77年にかけて有馬記念宝塚記念を連勝したトウショウボーイなども手がけている。1995年に勲四等瑞宝章、2004年には「競馬の殿堂・騎手顕彰者」をそれぞれ受賞した。

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