訃報 佐伯旭氏 - シャープ元社長「中興の祖」

【2010年3月13日】

シャープ社長で、「中興の祖」と呼称された佐伯旭(さえき・あきら)氏が、2月1日(UTC+9)に慢性腎不全のため死去していたことが明らかになった。92歳だった[1][2]。シャープが3月11日に発表した[1]

広島県出身[1][3]。1935年に早川金属工業研究所(現在のシャープ)に入社[1][2][3]。1958年に専務に就任して以降、会社経営の中枢を担うようになった[1]。1970年、創業者の早川徳次氏の後任として2代目社長に就任[2]。社名をシャープに改めたほか、同年の大阪万博への参加を見送り、参加資金を研究開発拠点建設に用いた[3]。以後、1986年に会長となるまで16年にわたり社長職を務める[2]。1973年に液晶事業を開始[3]、また半導体事業を促進し、一介の町工場であったシャープを世界的な総合電機メーカーへ成長させた[1][2]町田勝彦・現シャープ会長は女婿[1][2]

情報源 編集

本ニュースは「共同通信」と「朝日新聞」、「時事通信」の以下の報道を情報源としている。

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 47NEWSシャープの佐伯旭氏死去 2代目社長「中興の祖」』 — 共同通信社, 2010年3月11日
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 asahi.com 『シャープ「中興の祖」、元社長の佐伯旭さん死去』 — 朝日新聞社, 2010年3月11日
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 時事ドットコム 『佐伯旭氏死去(元シャープ社長)』 — 時事通信社, 2010年3月11日