訃報 佃公彦氏 - 「ほのぼの君」で有名な漫画家
【2010年7月18日】
山陰中央新報によると、漫画家・佃公彦氏が6月28日午前0:20(UTC+9)肺炎のために東京都内病院で亡くなった。80歳。
読売新聞と山陰中央によると、佃氏は1956年、自らが戦争中に疎開した徳島を舞台とした[1]「ほのぼの君」を東京新聞で連載を開始。途中7年間休載による中断を挟んだが、1970年から東京新聞等全国の地方新聞で「ちびっこ紳士」として連載を再開。1984年に「ほのぼの君」と再び戻したが、これを含めた2007年の連載終了[2]までの連載回数・44年間で1万5451回は日本の新聞連載では史上最長(全国紙最長は加藤芳郎氏「まっぴら君(毎日新聞)」の1万3615回[1])だった。
山陰中央によると、「ほのぼの君」は新聞の4コマ漫画のスペースを3コマに割る手法を作った他、自らの趣味・俳句の経験を生かし、歳時記から着想のヒントをえていたという。また自らは自動車マニアであり、アマチュアの自動車レースなどに出場したこともあったという。
情報源
編集- 山陰中央新報ONLINE NEWS(共同通信社) 『漫画家の佃公彦さん死去 「ほのぼの君」で人気』 — 山陰中央新報, 2010年7月17日
- YOMIURI ONLINE 『新聞連載最長級「ほのぼの君」佃公彦さん死去』 — 読売新聞, 2010年7月17日