【2006年6月1日】 朝日新聞によると、日本国映画監督だった今村昌平氏が5月30日、転移性肝腫瘍のため死去した。79歳。

朝日と日刊スポーツによると、今村氏は早稲田大学時代に黒澤明監督の作品を見たのをきっかけに映画監督の道を目指し、卒業後松竹小津安二郎監督らの助監督として製作に携わった後、日活に移籍。初監督作品「盗まれた欲情」がブルーリボン賞・新人賞を獲得。またフランスを代表する映画コンクール「カンヌ映画祭」の最優秀賞・パルムドールを2回受賞する日本人唯一の監督として知られた。また日本映画学校の前身となる「横浜放送映画専門学院」を運営し、後進の指導・育成にも当たった。

しかし2005年6月、下行結腸がんを患い入退院を繰り返していた。

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