【2006年3月6日】

3月2日の日刊スポーツ、サンケイスポーツの報道によると、脚本家の久世光彦(くぜ・てるひこ)氏が同日朝、虚血性心不全のため、東京都内の自宅で死去した。70歳。

サンケイスポーツによると、久世氏は1960年にラジオ東京(KRT 現・東京放送=TBS)に入社し、1970年放送の『時間ですよ』を初め、『寺内貫太郎一家』『ムー一族』など、向田邦子さん脚本のホームドラマを手がけてはヒットさせ、高視聴率プロデューサーとして知られた。

1979年にTBSを退社した後はフリーの演出家となり、映画、舞台、作詞家、作家と多方面に活躍。中でも1993年に作詩した「無言坂」(香西かおりさん・歌)では日本レコード大賞を受賞した。また多数の本を出版し、小説『1934年冬――乱歩』で山本周五郎賞を受賞した。1998年には紫綬褒章を受けた。

日刊スポーツによると、久世氏は死去前日の3月1日も精力的に仕事をしていたが、2日早朝になって、自宅で倒れているのを夫人が見つけ、救急車で病院に搬送したものの既に死亡していることが確認された。

出典

 
Wikipedia
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