【2009年5月12日】

デイリースポーツと日刊スポーツによると、作曲家・三木たかし(本名・渡辺匡=ただし)氏が下咽頭がんのため5月11日午前6:05(UTC+9岡山市病院で死去した。64歳だった。東京出身。

日刊スポーツによると、三木氏は「時の流れに身をまかせ」「津軽海峡・冬景色」など演歌・歌謡曲を初め、「ブーメランストリート」「アンパンマンマーチ」といったポップスなど2000曲以上を手がけてきた。しかし、2006年に下咽頭がんにかかり、声帯の半分を切除する手術を行い、その後のどの感覚を失わないようにするために左腕の皮膚などを移植する手術を受けた。デイリースポーツによると、この後三木氏は2008年に会話を筆談に頼るまでに症状が悪化する状況となったが、歌手のレコーディングには積極的に参加。2009年1月13日に放送された「NHK歌謡コンサート」で、実妹の黛ジュンさん(60歳)と共演したのが生前最期の出演となった。

スポーツニッポンによると、三木氏はゴールデンウィーク期間中に更に体調を悪化させて5月10日に緊急入院し、一時は持ち直したが11日に容態が急変。妻の恵理子さん(33歳)に見守られながら死去したという。また三木氏はがんにかかった際、岡山県の病院にがん治療の名医がいるという紹介を受けて岡山市内の病院に入院していたという。

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