訃報 ロバート・B・パーカー氏 - アメリカ合衆国の作家、『スペンサー』シリーズ作者

【2010年1月22日】

探偵小説スペンサー』シリーズの作者として知られるアメリカ合衆国作家ロバート・B・パーカー氏が1月18日(UTC-5)、マサチューセッツ州ケンブリッジの自宅で死去した。77歳だった。死因は明らかにされていない[1][2]

1932年マサチューセッツ州生まれ[2]ボストン大学の英文学博士号をもち[1]ノースイースタン大学などで教鞭を執っていた1973年、私立探偵スペンサーを主人公とする小説『ゴッドウルフの行方』で作家デビューを果たす[2]。1977年には、前年発表の『スペンサー』シリーズ第4作『約束の地』でアメリカ探偵作家クラブ賞のエドガー賞最優秀長編賞を受賞した[1][2]

パーカー氏は、『スペンサー』シリーズが1980年代にテレビドラマ化される(邦題私立探偵スペンサー[1]など高く評価され、ハードボイルド作家として地位を確立した[2]。『スペンサー』シリーズも含めて60作品以上の探偵小説を手がけ、そのほとんどは地元であるボストンを舞台として描かれた[1]

情報源

編集

本ニュースは「ロイター」と「共同通信」の以下の報道を情報源としている。

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 スペンサーシリーズの著者、R・B・パーカー氏が死去』 — ロイター, 2010年1月20日
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 47NEWSロバート・B・パーカー氏死去 米作家』 — 時事通信社, 2010年1月20日