訃報 レス・ポール氏 - エレキギターの父

【2009年8月16日】

在りし日のレス・ポール氏(GFDL資料)

毎日新聞によると、エレキギターを開発したギタリストレス・ポール氏が8月13日(UTC-4=アメリカ東部夏時間。日本時間から見て-13時間)、アメリカニューヨーク州病院肺炎を伴う合併症で死去した。94歳。

毎日と読売新聞によると、ポール氏は1915年にウィスコンシン州生まれ。13歳の時から演奏家の活動をはじめ、ギタリストとして活躍し、1930年代からはその傍らで独自のギター作りを開始。1952年にギブソンギター社との共同開発で自らの氏名を冠した「レスポール」というエレキギターを作り、ジミー・ペイジ氏や、ポール・マッカートニー氏といった世界的に著名なロック音楽家に多数愛用されている。

また毎日によると、演奏家としては、1940年代から50年代にかけて「世界は日の出を待っている」などのヒット曲を作り、妻で歌手の故・メリー・フォードさんとデュオを組むほどだった。また当時から複数の録音テープを使った多重録音を積極的に導入。その先駆者としても知られた。2005年、ポール氏が90歳になった時には、エリック・クラプトンジェフ・ベックの両氏らとアルバムを製作。そのうちの2曲はグラミー賞を獲得するなど、「生きたギター伝説」とまで言われていた。

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