訃報 ポール・ニューマン氏

【2008年9月28日】

時事通信によると、アメリカ俳優ポール・ニューマン氏が9月26日夜(アメリカ東部の現地時間 UTC-5 JSTからは-14)、コネチカット州の自宅でガンのため、83歳で亡くなったことを、同氏の関係者が9月27日(同)発表した。

ニューマン氏は1925年生まれ。第2次世界大戦で兵役をした後、1952年にアクターズスタジオに入所。1954年に『銀の盃』でデビューを果たし、その後1956年にロッキー・グラシアノ氏(元ボクサー)の伝記映画『傷だらけの栄光』の主演で注目された。その後も『明日に向って撃て!』、『スティング』、『評決』など数多くの話題作に出演。1985年にはアカデミー名誉賞、1986年には『ハスラー2』でアカデミー主演男優賞を受賞した。

また毎日新聞によると、俳優以外の活動では反戦麻薬撲滅など社会運動家、更に自動車レースの選手として活躍。1979年に行われたル・マン24時間耐久自動車レースでは2位入賞。1982年には食品会社を立ち上げて経営者としても大成した。2007年に「満足できるレベルの役者でいられない」と、俳優としての引退を発表。2008年6月、ガンにより闘病中であることが伝えられていた。

出典

編集