訃報 ファハド サウジアラビア国王
【2005年8月1日】
サウジアラビア国営テレビは、8月1日、同国のファハド・ビン・アブドゥル=アジーズ・アッ=サウード国王が、リヤド市内の病院で死去したと発表した。国王の後継者は第一副首相で異母弟のアブドラ(アブドゥッラー)皇太子。新皇太子にはファハド国王の同母弟スルタン国防航空大臣が指名された。
ファハド国王は、1923年頃にリヤドで生まれた。教育相、内相、第2副首相を歴任し、1975年皇太子に指名される。1982年6月12日、ハリド国王が死去したことに伴いサウジアラビア王国第5代国王に即位した。親米・穏健路線の外交を進めたが、1995年に脳卒中で倒れた。その為、最近はアブドラ皇太子が内政と外交の実務を行っていた。
出典
- asahi.com 『サウジアラビアのファハド国王が死去』 — 朝日新聞社, 2005年8月1日
- YOMIURI ONLINE(読売新聞) 『サウジのファハド国王が死去、後継にアブドラ皇太子』 — 読売新聞社, 2005年8月1日
- 「ファハド・ビン=アブドゥルアズィーズ」。『ウィキペディア日本語版』、2005年8月1日。