訃報 ヒルデガルト・ベーレンスさん
【2009年8月20日】
朝日新聞・毎日新聞・産経新聞によると、ドイツのソプラノ歌手・ヒルデガルト・ベーレンスさんが8月18日(UTC+9、以下同様)、来日中の東京都内の病院で動脈瘤破裂のため死去した。72歳だった[1][2][3]。
ドイツ・オルデンブルク出身[2][3]。1977年にヘルベルト・フォン・カラヤン指揮によるリヒャルト・シュトラウスのオペラ「サロメ」に起用されたことで世界的人気を得た[3]。カラヤンやカール・ベームといった名匠らに認められて、R・シュトラウスやリヒャルト・ワーグナー作曲のドイツ・オペラに多数出演[1]。20世紀後半では最高のワーグナー歌手と讃えられた[2]。
群馬県草津町で開催中の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルに参加するために数日前に来日していたが、8月17日に体調を崩し、滞在中の東京都の病院に入院していた[1][2][3]。