訃報 ディック・フランシス氏 - 競馬ミステリーで知られたイギリスの作家・元騎手

【2010年2月15日】

イギリスBBC放送の報道によると、競馬を題材にしたミステリー作品で知られたイギリスの作家で元騎手ディック・フランシス氏が2月14日(UTC-5)、カリブ海に位置するイギリス領ケイマン諸島の自宅で死去した。89歳だった[1][2][3]

ディック・フランシス氏は、イギリス・ウェールズ生まれ[1][2]。騎手として通算350勝以上を挙げたのち[2][3]、けがのため1957年に引退[3]。イギリスの新聞の競馬担当記者を経て[2][3]、1962年に長編小説[2]『本命』を発表して作家デビュー[1]。自身の騎手としての経験を生かし[3]競馬ミステリーのジャンルを開拓[2]。およそ40作のベストセラー作品を生み出した[1][3]。BBCの報道によると、作品は20ヶ国語に翻訳され、約6千万部を売り上げたという[1][2]。競馬好きで知られた故エリザベス皇太后も、フランシス氏の作品の愛読者であったという[3]

フランシス氏は英国推理作家協会賞を受賞し、同協会の会長も務めた[1]

執筆の協力者であったメアリー夫人が2000年に死去してから作品を出さない時期が続いたが、85歳で次男フェリックス氏の協力を得て『再起』を発表し、話題を呼んだ[1]

主な作品に『本命』『再起』『出走』『騎乗』『査問』[2]『追込』『不屈』[3]などの競馬ミステリーのほか、自伝『女王陛下の騎手』などがある[2]

情報源編集

本ニュースは「朝日新聞」と「共同通信」、「ロイター」の以下の報道を情報源としている。

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 asahi.com 『競馬題材に推理小説 ディック・フランシスさん死去』朝日新聞社、2010年2月15日。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 47NEWS 『作家ディック・フランシス氏死去 競馬ミステリーの巨匠』共同通信社、2010年2月15日。
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 『英作家のD・フランシス氏死去、競馬題材にミステリー』ロイター、2010年2月15日。