訃報 エドワード・ヒース英元首相
【2005年7月18日】
イギリスのEC加盟に尽力したエドワード・ヒース英元首相が17日、イギリス・ウィルトシャー州ソールズベリで死去した。89歳だった。9日に誕生日を祝った後、体調を崩していたと言われる。
ヒース元首相は1916年7月9日生まれ。オックスフォード大バリオル・カレッジ卒業後、イギリス陸軍将校、イギリス民間航空省勤務を経て、1950年に下院初当選。1965年から1975年まで保守党党首、1970年から1974年まで首相を務め、ECへの加盟を実現した。労働争議の勃発でウィルソン氏へ政権を譲り渡し、翌年には保守党党首の座もサッチャー女史に譲り渡した(英語版ウィキペディアによる)。
1979年にアメリカ合衆国大使を打診されたが固辞した。2001年に引退するまでロンドン市の一部オールド・べクスレイ・アンド・スィッドカップ(Old Bexley and Sidcup)を地盤とし、下院議員を務めた。1992年にガーター勲章を受章した。
出典
- 「訃報:エドワード・ヒース氏89歳=元英首相」。『毎日新聞』、2005年7月18日。
- 「ヒース元英首相が死去 EC加盟を実現」。『朝日新聞』、2005年7月18日。
- 『ヒース元英首相が死去 英のEC加盟を実現』 — CNN, 2005年7月18日