西武ライオンズに高校生ドラフト上位2人分の指名権剥奪処分

【2007年5月30日】

所沢市の西武ライオンズ球団事務所(GFDL)

中国新聞によると、日本プロ野球根来泰周コミッショナー代行は5月29日、アマチュア野球選手に対する不正な金銭供与などを行った西武ライオンズ球団に、今年秋に予定されるドラフト会議・高校生の部の上位2名分の指名権剥奪と制裁金(罰金)3000万円を科す処分を明らかにした。

1965年に始まったドラフト会議の指名権剥奪は今回が初めてのこと。また制裁金は2000年の日本シリーズで、福岡ドームの会場確保を怠ったとして同金額の制裁を受けた福岡ダイエー(現・ソフトバンク)ホークスと並ぶ最高額である。

また、時事通信によると那須野巧投手に対する契約金が、最高標準金額の1億円を超える5億3000万円を支払った横浜ベイスターズと、同様に最高標準額をオーバーしていた西武に対して根来コミッショナー代行は厳重注意処分とした。

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