西武ドーム、2008年は命名権を売却せず

【2008年1月10日】 読売新聞によると、プロ野球埼玉西武ライオンズが本拠として使う西武ドーム球場と、2軍チームの命名権(ネイミング・ライツ)について、ライオンズ球団と運営元の西武鉄道株式会社は1月8日、人材派遣グッドウィルグループと締結していた命名権の契約を解除したことを発表した。

ライオンズ球団とグッドウィルは2006年末に2007年からの5年間・推定25億円で命名権の契約を締結していたが、その最初の年にグッドウィルの違法派遣事件や関連会社コムスンの介護報酬の不正などがあったため、グッドウィル側から「これ以上迷惑をかけられない」として契約の解除を申し入れていた。

時事通信によると、今年度は球場、2軍チームとも命名権の売却は行わず、球場は「西武ドーム球場」、2軍チームは1軍と同じ「埼玉西武ライオンズ」とするが、来年度以後命名権を行うかについては未定である。小林信次球団社長は「複数の企業から命名権に際しての申し出があったが、丁重に断った。少なくとも1年間検討したい」と今年度の命名権採用取り止めについて説明。また読売新聞によればこれに付随して西武鉄道とライオンズ球団が1月8日所沢市当麻よし子市長と面談し、当麻市長は「今後も所沢の市の名前を入れていただけるよう要望したい」と話した。

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