船場吉兆破綻 民事再生手続き申請

【2008年1月18日】 中日新聞によると、大阪市の高級料亭・船場吉兆は1月16日、民事再生法を大阪地方裁判所に申請し経営破たんした。同社の説明では負債総額は8億円に及ぶ。読売新聞によると、この8億円のうちの6億円は金融機関からの借入金。残り2億円は取引先からの損害賠償金として請求されていた。時事通信によると、食品の偽装表示事件などの影響で信用が失墜され、急速に経営が悪化していた。今後は物販事業から撤退し料亭事業のみに専念し再建を目指すという。

また読売新聞によると、今回の民事再生申請により、創業者・湯木家一族の女将(おかみ)で、取締役でもある佐知子さん(70歳)が社長職に就き、それ以外の湯木家役員は全員辞任、湯木家が保有していた船場吉兆の株式を全て手放し、1月22日をメドに本店の営業を再開することを発表した。また、福岡市にある博多店も本店と同時に再開できるよう店舗のオーナーと協議を進めているほか、従業員70人については継続して雇用するとしている。

サンケイスポーツによると、会見に佐知子新社長の姿はなかったため、「女将は逃げたのか」と報道関係者が指摘。弁護士は「佐知子新社長は極度の緊張からこの会見への出席を遠慮させていただいた」と説明するに留まった。

出典

編集