自民党 39名処分決定
【2024年4月5日】
派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、自民党は、4日午後の党紀委員会にて、39議員の処分を決定した。その内、安倍派幹部の塩谷元文部科学大臣と世耕前参議院幹事長は離党勧告となった。一方、既に次の衆議院選挙に立候補しない意思を表明している二階元幹事長は、5年間の不記載が3526万円で最も多かったことものの、処分の対象とならなかった。
首相自身については、全力で取り組まなければならない事項として政治資金規正法の改正などを挙げ、進捗などから最終的に国民、党員に判断いただく立場だとしている。責任については個人として不記載がないこと、宏池会は不記載が事務疎漏によるもので、金額が個々の所属議員に渡らず、検察当局からも支出について特段の問題があるとはされていないことの2点を挙げて、処分対象から外していたことも話した。
離党勧告処分となった塩谷元文部科学大臣は、処分の差に対して理解点できない点があるとして不満を見せた。また、世耕前参議院幹事長は、離党届を提出した。また、野党の立憲民主党は、近く設置される政治改革特別委員会で国民への説明責任を果たすよう、首相に出席を求めた。
情報源
- 『【処分一覧】自民党 安部派 二階派 39人処分決定 塩谷氏 世耕氏 離党勧告 政治資金問題』 — NHK, 2024年4月4日 (木) 21:36 (JST)
- 『世耕弘成氏が自民党を離党 党紀委の勧告受け』 — 日本経済新聞, 2024年4月4日 (木) 18:55 (JST)
- 『自民39人処分に有権者「説明なく、けじめは当然」…塩谷氏は処分の線引き「理解できない」』 — 読売新聞, 2024年4月4日 (木) 22:46 (JST)
- 『自民 39人処分決定説明も 立民 国会で首相からの説明求める』 — NHK, 2024年4月5日 (金) 14:55 (JST)
- 『岸田首相、自身の責任は「最終的に国民、党員に判断いただく」 不記載処分』 — 産経ニュース, 2024年4月4日 (木) 21:24 (JST)