自殺サイトを開設した男が、女性への嘱託殺人で逮捕

【2007年10月13日】

時事通信とサンケイスポーツによると、神奈川県警捜査1課などは10月10日、自殺をテーマにしたウェブサイトで知り合った女性社員に対して自殺を手伝うよう依頼を受けて殺害した嘱託殺人の疑いで千葉県市原市の電気工・斉藤一成容疑者(33歳)を逮捕した。

サンスポによると、斉藤容疑者は自殺サイトを開設した人物で、このサイトを訪れた川崎市在住の派遣社員西沢さやかさん(当時21歳)から「最期をみとってほしい」と依頼を受けて、4月12日に同市内にある西沢さんの自宅アパートに入り、西沢さんに睡眠導入剤を飲ませた上で、頭にポリ袋をかぶせて窒息死させたとされている。また時事通信によるとこの直前に女性から斉藤容疑者の口座に報酬20万円が振り込まれたという。

中日新聞によると、神奈川県警捜査1課はその後の調べで、殺人に使ったとされる睡眠導入剤は斉藤容疑者の家族に処方されていたものだったことがわかった。県警では斉藤容疑者は当時数百万円の借金を抱えていた為、金を目当てにサイトを設けて睡眠導入剤をネットで売りさばいていたとみられる。時事通信によると、斉藤容疑者は「遊ぶ金がほしかったのでサイトを開設した」と供述しているという。

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