羽越本線、土砂崩れで運休―山形

【2006年7月15日】

毎日新聞、および国土交通省酒田河川国道事務所によると13日、降り続いていた雨の影響で、山形県鶴岡市字境沢のJR羽越本線小岩川-あつみ温泉駅間で、土砂崩れが発生した。並行している国道7号まで土砂が流れ込んだため、JR東日本新潟支社鼠ヶ関-あつみ温泉駅間で区間運休すると発表した。

同支社およびJR東日本本社の発表によると、特急「いなほ号」は村上-酒田間を運休、新潟-村上間と、酒田-秋田・青森間での折り返し運転とし、快速「きらきらうえつ」、寝台特急「日本海1~4号」「トワイライトエクスプレス号」は運休。通常は東北高崎上越信越・羽越・奥羽本線経由の寝台特急「あけぼの号」は、15日夜より始発駅を出発する列車については、東北・北上・奥羽本線経由での運行となる予定。JR東日本新潟支社では、バスによる代行輸送は実施しないとしていたが、15日に村上・鼠ヶ関-あつみ温泉・鶴岡・酒田間で、代行輸送することにした。

また、15日午前9時の国土交通省酒田河川国道事務所の発表によると、国道7号の復旧は、JR東日本の法面部分の土砂の撤去が終了し、その後、土留めと点検を行い、午前11時半頃までには通行止めを解除する見込みとしていた。しかしその後、斜面の変動の影響で開通を延期すると発表し、午後1時20分に解除となった。これは片側交互通行での応急復旧で、全面復旧までにはまだいたっていない。

東北地方では、このほかにも、新潟県と福島県の県境付近に13日の大雨の影響がみられる。JR東日本只見線の一部の区間で15日と16日の運休が発表された。また急行「奥只見」は全線運休となった。磐越西線の一部の区間でも、16日と17日、運転を取りやめる予定。

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