米下院議会、未だ議長決まらず
【2023年1月7日】
2023年1月3日より1月7日現在まで続いているアメリカ合衆国下院議会の議長選において、未だに賛成数が過半数を超えず議長が決まらない状況が続いている。
下院では野党の共和党が過半数の議席を占めているため、共和党のマッカーシー院内総務が立候補したが、党内の保守強硬派20人が反対し、議会全体の過半数の賛成に届かず再選が繰り返された。
共和党の必死の説得もあり造反委員のうち14人が賛成に転換し、6日には5回もの再選が行われたが、日本時間7日朝の13回目の投票では未だに過半数には3人足りず、14回目の再選が予定されている。
アメリカの議会で議長が決まらず10回以上の再選が行われるのは1859年以来、164年ぶりの異常な事態であり、共和党は議員の説得を続けていく方針である。
情報源
- 『アメリカ議会下院の議長選出 過半数まで3票に迫る 決着か注目』 — NHK News, 2023年1月7日
- "Three days. Eleven votes. Still no US House speaker"。BBC News、2023年1月7日。